WindowsからiOSにWifi/USBでMIDI接続する(ネットワークMIDI)

2021年1月24日ライフハック

Sound Canvas for iOSで懐かしいMIDI音楽を聞いていると、久々にMIDIの打ち込みをやりたくなってしまいました。
ハード音源の購入も頭をよぎりましたが、せっかくSound Canvas for iOSを使える環境があるんだし、まずはそれを使えば良いか…というわけで、WindowsからiOSへネットワークMIDIで接続する方法を紹介します。

iOSアプリ側がネットワークMIDIに対応していればSound Canvasに限らず有効な方法で、iRigなどのMIDI接続のためのハードは不要です。(ちなみにSound CanvasはiOS14に非対応で、すでに配信を停止しています…)

ここで説明すること

以下のような接続でMIDIを再生できるようにします。

WindowsのDTMソフト・プレーヤー -Wifi/USB経由→ iPhone・iPadのMIDI対応アプリ → iPhone本体スピーカー/iPhoneに接続したBluetoothスピーカーなど

対象読者

下記のいずれかに当てはまる人

  • PCのDTMソフトからiOSアプリのMIDIを操作したい
  • iOSの音源で聞きたいが、MIDIファイルが大量にあるのでPCのプレーヤーから再生したい
  • 懐かしいMIDIを聞くと思わず感動してしまう

では早速説明に行ってみましょう。

接続手順

今回の説明で使用するもの

iOS

  • Sound Canvas for iOS(iOS14非対応) … 説明で使うだけで、他のネットワークMIDI対応アプリでも大丈夫

Windows

  • iTunes(bonjour)
  • rtpMIDI

Windows側ソフトのインストール

bonjourを使うため、iTunesをインストールしておく。

rtpMIDIというMIDIドライバをインストールする。
rtpMIDIのページで、説明文の右上に緑色で「download rtpMIDI」と書かれているところからダウンロードし、セットアップを実行すればOK。

WindowsとiOSをMIDI接続

iOS側でSound Canvasの「Core MIDI Setup」を以下のように設定する。

  • 「Virtual MIDI BACK GROUND」をONにする (Sound CanvasのアプリがバックグラウンドになってもMIDIを受け付けられる)
  • 「MIDI Input Port」を「ネットワーク」にする
core midi setup
Sound Canvas for iOSのCore MIDI Setupでの設定内容

※他のアプリでも、MIDI入出力の設定で似たような項目があると思います

iOSとWindowsを以下のどちらかの方法で同じネットワークに接続する。

  • (Wifi接続の場合)WindowsとiPhone・iPadを同じWifiネットワークに接続する。
  • (USB接続の場合)iOSの設定で「インターネット共有」をオンにしてUSBケーブルで接続する。(コンピュータを信頼する)

WindowsでrtpMIDIを起動し、以下の手順でiOSのMIDIに接続する。

  1. 「My Sessions」エリアの「+」ボタンをクリックしてWindows側のポートを追加する。
  2. 「Session」エリアの「Local name」がDTMソフトでMIDIデバイスの名前になるので、分かりやすい名前をつけておく。
  3. 「Session」エリアの「Enabled」をONにして、MIDIデバイスとして使用可能にする。
  4. iOS端末とWindowsが同じネットワークに接続されていて、iOSアプリ側が動作していれば、「Directory」エリアにiOS端末が表示されるので、それを選択して「Connect」をクリックする。(Participantsに追加される)
rtpMIDI
rtpMIDIの設定内容

以上で、MIDI接続ができている。

DTMソフトやMIDIプレイヤーのMIDIデバイス接続先に、手順3で設定した名前のものを指定すればiOS側で再生される。
iOS側のアプリを終了した場合など、切断された場合は、rtpMIDI上でiOS端末に再接続する。

iOSとの接続を終わる場合は「Disconnect」をクリックする

さいごに

これまではパソコンでMIDIを再生するときはMidRadioPlayer付属のYAMAHA音源で聴いていましたが、SC-88などのRoland音源で作ったものは、やはりSoundCanvasで聴いた方がしっくりきますね。