出費を抑えてサブディスプレイを得る方法 おすすめ3選
パソコンの作業で、復数のアプリケーションを見るために何度もウインドウを切り替えるのって面倒ですよね。
そんな場合、単純ですが、マルチディスプレイ環境にするとかなりの作業効率UPに繋がります。
ここでは、すでにタブレット、テレビ、ノートPCを持っているのであれば、それを活用してサブディスプレイを得る方法を紹介します。
是非、新しいモニターを購入する前に試してみてください。
タブレットをモニター代わりに使う (無料~約1000円)
iPadやAndroidタブレットがある場合は、それをモニター代わりに使う方法があります。
無線やケーブル1本で手軽に実現でき、自宅はもちろん、外出先でモバイルディスプレイとして使うケースにもおすすめの方法です。
Mac+iPadならSidecarを使う
MacとiPadの組み合わせの場合、OSのSidecarという機能を使えば、有線、無線のどちらでもiPadをサブディスプレイにできます。
Appleのサポートページで使い方が紹介されています。
Mac+アンドロイド、Windows+iPad/アンドロイドなら専用アプリを使う
MacとAndroidタブレットの組み合わせやWindowsを使う場合は、市販のアプリを使用します。
有名なのは「Duet Display」という有料アプリです。
(記事作成時の価格はiOS版が1,220円、Android版が$9.99円です)
Duet Displayでは、有線接続と無線接続でタブレットをサブディスプレイにできます。
有線接続はアプリを購入すればで実現できますが、無線接続は別途サブスクリプションに加入する必要があります。
タブレットへの電源供給や表示遅延を考えれば、有線接続で問題ないでしょう。
テレビをモニターとして使う (無料~)
操作するPCとテレビが近いのなら、テレビをサブディスプレイとして使うという手もあります。
PCから映像出力ができて、かつ、テレビに映像入力端子があれば、映像ケーブルを接続するだけです。
USBを映像出力端子に変換する
PCに映像出力端子がない場合は、USBをHDMIなどに変換するアダプターを使えばPCから映像出力できるようになります。
ただ、接続する機器の相性によっては映像がうまく映らないケースも有ります。
変換アダプターは1,000円以下で手に入るのものから5,000円以上するものまでありますが、「高いほうが安心」というわけでもありませんので、自分で試してみるしかありません。
映像端子を変換する
PCの映像出力端子とTVの映像入力端子が異なる場合は、映像端子の変換アダプターが必要になります。
このとき、デジタル映像同士(HDMI、DVIなど)やデジタル映像→アナログ映像(D-Sub15)は端子を変換できますが、アナログ映像からデジタル映像へは端子を変換できないので注意しましょう。
PCにVGA出力端子(アナログ映像)があったとして、HDMI→D-Sub15への変換アダプタなどを接続しても映像は映りません。
別のノートパソコンの画面を使う (約1000円~)
操作しているPCとは別にノートパソコンがある場合、そのノートパソコンの画面をサブディスプレイとして使う方法があります。
下記のようなビデオキャプチャカードを使って、別のノートパソコンで映像を入力して表示する方法です。
映像を入力するPCでOBS Studioというビデオ録画&配信ソフトを使うことになり少し手間ですが(他の同等ソフトでも可)、すでにあるノートPCの画面を有効活用できます。
本題とは外れますが、キャプチャカードを使うことでノートパソコンの画面をゲーム機やラズパイなどのディスプレイにするという使い方もできて便利ですよ。
操作するPCに映像出力端子がない場合は、テレビへ出力する場合と同じく、USBをHDMIなどに変換するアダプターも必要になります。
まとめ
以下の方法で、タブレット、テレビ、ノートパソコンをサブディスプレイにできる
- Mac + iPadならOS機能でディスプレイを拡張する
- Mac + Android、Windows + iPad、Windows + Androidなら、Duet Displayなどのアプリを使う
- テレビの映像入力を使う
- ビデオキャプチャカードを使って、別のノートパソコンの画面を使う
液晶ディスプレイの値段は昔に比べると安くなっているとは言え、できるなら出費は抑えたいですよね。
タブレットや余りのノートパソコンがある方、「テレビでもOK!」という方は、今回紹介した方法を検討してみてはいかがでしょうか。これらを組み合わせて3画面以上の環境も作れますよ。
また、普段使っている液晶ディスプレイの調子が悪くなったときの緊急時用にもなるので、保険として使えるよう準備しておいても安心かと思います。
今回紹介した方法は、パソコンやタブレットによっては対応できない場合もあるので、アプリや機材が要件を満たしているか確認しながら試してみてください。
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