3ステップで完了、Pythonの仮想環境をショートカット一発で開く

2020年5月3日Python,プログラミング

Pythonの仮想環境に入るために毎回コマンドを実行するのって面倒ですよね。
そういうわけで、ショートカットからコマンドプロンプトを起動した時点で仮想環境に入った状態にする方法を紹介します。

コマンドプロンプトを任意のフォルダから起動する設定と、コマンドプロンプト起動時に任意のコマンドを実行するオプションを組み合わせたもので、Pythonの仮想環境に入るため以外にも使えるテクニックです。

1.cmd.exeのショートカットを作ります。

コマンドプロンプトのショートカット
コマンドプロンプトのショートカット

2.プロパティを開き、ショートカットタブの「作業フォルダー」欄には、コマンドプロンプトを開いたときの初期フォルダを指定しておきます。

3.「リンク先」欄には、「C:\Windows\system32\cmd.exe /k "仮想環境名\scripts\activate"」の様に、「作業フォルダー欄」で設定したフォルダから仮想フォルダに入るためのコマンドを指定します。(赤字部分を追記する)

例えば「C:\Projects\hogehoge」フォルダ内に仮想環境「env」を作成していた場合、下記の図のように設定します。

ショートカットのプロパティ
ショートカットのプロパティ

以上で設定は完了です。
ショートカットから起動して一発で仮想環境に入れます。

仮想環境に入った状態でコマンドプロンプトが起動
仮想環境に入った状態でコマンドプロンプトが起動

仮想環境に入っていないままpipしちゃうのを防止するのにも役立つかと思います。